がん検診を受けましょう

がんの早期発見について

がんは,広島県では平成24年に総死亡者数の約3割、年間約8,200人が、がんで亡くなっています。
厚生労働省研究班の推計によると,生涯のうちにがんにかかる可能性は男性では2人に1人,女性では3人に1人とされています。
当クリニックで受けていただける、がん検診は ◆肺がん検診 ◆胃がん検診 ◆大腸がん検診 になります。

男性のがん、大腸が最多に
国立がん研究センターが2015年8月に発表した全国409のがん診療連携拠点病院の診療実績(2013年)によると、男性では大腸がんの症例数が胃がんを抜き、2007年の集計開始以来初めて最多となりました。(下記順位表)
大腸がんは食事と密接な関係があるとされ、食生活の欧米化などが背景にあるとみられています。
男女合わせた内訳は大腸がんが9万1530例になりました。

肺がんの現状と検査方法

日本人の死亡原因の第1位はがんですが、そのがんの中でも最も多いのが肺がんです。肺がんによる死亡は年間8万人です。
右図のように、肺がんには「中心型がん」と「末梢型がん」の2種類があり、それぞれ、検査によって見つかりやすかったりするので、下記の表の症状に当てはまる方は、検査をおすすめします。

中心型がん 症状 発見方法
肺中心部の気管支の発生
たばことの関係が深い
咳・血痰など 血管や太い気管支の陰に隠れてしまう場所に発生するため、胸部 X線検査では見つかりにくい。
CTによる検査が有効
末梢型がん 症状 発見方法
肺の末梢に発生
たばことの関係は比較的薄い
病巣が大きくなるまでほとんどなし 胸部X線検査で発見されやすいが、
CTにより初めて発見されるがんも多い

胃がんの現状と検査方法

胃がんはとくに日本人に多いがんで、1998年に肺がんに追い抜かれるまでがん部位別死因のトップでした。現在は部位別死因の2位ですが、罹患率はトップで、患者数はもっとも多いがんです。
早期の段階で発見されれば、100%治癒する治療成績のよいがんです。

検査方法
内視鏡検査は、胃がんの診断に欠かせない検査です。内視鏡で胃を内側から観察し、必要があれば、胃の組織の一部を採取し(生検)、病理学的に診断します。
胃内視鏡検査は苦しいというイメージがありますが、下山記念クリニックでは、負担の少ない胃内視鏡検査に努めています。胃内視鏡検査がはじめての方でも安心して受診してください。
検査に要する時間は概ね10~20分です。病理検査の結果は検査後、1週間程度で出ます。

大腸がんの現状と治療法

最新のデータでは、男性は6万3182人で3位、女性は4万5958人で1位となっていて、男女を合わせるとがんの中で胃がんに次いで2番目に患者さんがいちばん多いことになります。

大腸がんの死亡数は食の欧米化の影響か増加傾向にあり、今後も増加すると予想されています。
しかし、早期に発見して治療すればほぼ治癒が可能ながんです。
便潜血検査
大腸にがんやポリープがあると出血をすることがあります。肉眼では見えなくても、便に微量の血液が混じることがあります。
便潜血検査による大腸がん検診は、今までに行われた複数の臨床試験を含め、科学性の高い多くの研究で、がん検診の中でも死亡率が下がることが最もよく証明されております。
便潜血検査は、1回の便の潜血検査だけで判定すると疑陰性が約3割も存在するといわれているため、便を2回採る方法で行います。食事制限はありません。
日本人の大腸がんの発生率は、直腸が35%でもっとも多く、次いでS状結腸の34%、上行結腸で11%、横行結腸で9%、盲腸で6%、下行結腸で5%となっています。

もし”がん”になっていた場合、検診によって早期に病気が発見され、より早期に適切な治療を受けることができ、その”がん”によって死亡することを回避できる可能性があります。是非、この機会に検査を受ける事をおすすめします。

気になる方は診察にお越しいただき、ご相談下さい。

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